文学座・石井麗子 ☆Official Blog
by ishiireiko
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通し稽古~初日まで4日~

この芝居、
昭和初期の浅草にある“袋物屋”の職人さんの細工場(さいくば)が舞台なので
職人さんの役者さんたちは、工場を見学しに行ったり
自分でいろいろと研究を重ねたりしていろいろと工夫しながら
毎日芝居のほうも変わって来るのでとても面白いです。


芝居と連動しながら作業も休まずに続ける」というのはなかなか難しいもので
仕事に集中してると、自分のせりふのきっかけをうっかり忘れてしまったり、
自分のせりふを言ったり、相手のせりふを聞くことに夢中になっていると、
ついつい手がおろそかになってしまいます。


でも「それじゃぁ、クビになるよ」と、演出の大間知先生に笑われてしまいます!


普段のその仕事が、もう身体に染み付いている職人さんたちにとっては
作業しながらお喋りするなんて簡単で、きっと何も考えずに手が勝手に動いてしまうのでしょうが
役者がその職人さんになりきるということはとっても大変なのです。

しかも、「このセリフの時にこういう作業をしていたい」とか
「この人がこう言う時に、こうしてなくてはいけない」という、芝居の決まりごともあるので
それに帳尻合わせるのは並大抵のことではありません


でも、だからこそ、観ている方はとてもエキサイティングで面白いのですが・・・


そんな難しいお芝居なのに
この何日間でみるみるスムーズになってきて
皆さんの手つきもだんだん本格的になってきました!スゴイ

少しタイミングなどが合わないところは、
役者さん同士で何度も合わせてやってみたりして、少しずつ解消していきます。


“何が起こるかわからない”芝居の本番ですから
それに備えてしっかりと固めていくのはとても大事、
観ているわたしもワクワクします
(わたしは、この場面には一緒に出ないので、いつも“観客”なのです)

ですから本番では、役者の“顔”ばかりでなく
“手元”の細かい作業もぜひご覧になってくださいね


by ishiireiko | 2006-03-12 22:39